2014年3月31日月曜日

ありがとうの形


キャンバスに、桜色の絵の具をちりばめたような美しい光景を見かけるようになりました。毎年この頃には、子供の保育園の先生を思い出します。
 朝、重い気持ちを押し殺し園へ送る時、仕事を終え迎えに行く時、先生方はいつも同じように元気な声で挨拶して下さいました。「いってらっしゃい」「気をつけて」「お帰りなさい」どんなつらいことがあっても、その声に元気をもらい一日頑張れたものです。
 そして最後のお迎え。いつものように先生方は元気いっぱい「お帰りなさい!」との声。きちんとお礼を言いたいのですが、様々な思いが巡り感謝の気持ちで胸がいっぱいに。いつのまにか涙があふれ、何度も頭を下げながら「ありがとうございました」と言うのがやっとでした。
 「店」とは、何かを探す場所であると同時に、忘れる場所であり、自然と「心地良く」なれる場所でなければと思います。ただ商品を置くだけでなく、宝物がいっぱいの箱でなければと。空間全てが、来て触れてくださる方々への「贈り物=ギフト」なのです。
 いつしか支えになってくれていた先生方に習い、元気な声で「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」「お気をつけて」そう言い続けられたらと思います。

感謝の気持ちを何かに例えるなら、形のない涙に。 
流した後の笑顔に向けて、ありがとうと形に。


 
今まで読んで下さってありがとうございました。









桜の花が、美しい花を咲かせ
風にのって空へ舞うように
内なる出会いと別れは1本の木のようにも見えます。
自分と言う木があって、
色々な経験を積み、やがて花を咲かせる。
一生懸命伸びる(生きる)姿は、
咲く瞬間も、散り際も、他から見れば尊く美しいものではないでしょうか。

人の夢と書いて「儚い」
花が散ってゆく姿は・・
儚く感じるかもしれないけれど、本当は、決して儚くなんてなくて
散ることで「次へ繋げる」力強さの証だと思うのです。
それは、一生をかけてやり遂げるべきことで、
もしかすると・・大きな富や栄誉を築くより何倍も大事で大変なことなのかも。

朝、目が覚めて「おはよう」と言える。
 
誰かと笑いあえる。

美味しいと思える。

キレイなもの、心地良い音楽に触れる・・・

それだけで幸せ。

小さなことに「幸せ」だと思えることが、何よりも幸せなのだと思います。




小さい幸せをいーーっぱい見つけて、誰よりもハッピーに生きましょう!♪


宮日コラムは最終回です。
繁忙期には「やめておけば良かった・・」と思ったこともありました。
文章力のなさに凹んだり、頭の悪さを実感して落ち込んだり。(今更。笑)
それでも、 読んで下さったあなた!本当にありがとうございました。
あなたに幸せが届きますように★



創作屋 宮崎ゲストハウス 井下弘子
SOSAKUYA Miyazaki Guest House  Hiro.